「昔の夏はこんなに暑くなかった」「最近は雨の降り方が激しくなった」。 そんなことを感じる機会が増えていないでしょうか。猛暑や豪雨、洪水など、これまでの経験だけでは予測しにくい気象現象が、世界各地で大きな被害をもたらしています。 2026年8月にネパールでは大規模な洪水が発生しました。ネパール政府はこの洪水を「気候災害」と位置付け、気候変動による被害への支援や補償を国際社会に求めています。 詳しくは、[「ネパール『大洪水は気候災害』 中国・米国・インドに補償を要求」](https://seikeifocus.jp/politics/article/54023/)を参照。 異常気象は遠い国だけの出来事ではありません。 2026年8月28日には、北海道東部の釧路地方で線状降水帯が発生しました。 発達した雨雲が次々と連なり、同じ地域に強い雨を降らせる線状降水帯は、河川の氾濫や浸水、土砂災害につながる危険があります。 北海道の気象状況については、[気象庁「2026年8月の天候」](https://www.data.jma.go.jp/cpd/longfcst/monthly/202608/202608m.html)でも確認できます。 一つひとつの豪雨や災害を、すべて地球温暖化だけが原因だと断定することはできません。 しかし、気温の上昇によって大気中に含まれる水蒸気量が増えることで、大雨の頻度や強度が増すことが懸念されています。 私たちにとって大切なのは、「これまで大丈夫だったから、これからも大丈夫」と考えないことです。 大雨が予想されるときには、気象庁の[「キキクル(危険度分布)」](https://www.jma.go.jp/bosai/risk/)などで自宅周辺の危険度を確認し、早めの避難を心がけましょう。 地球温暖化という大きな問題を、私たち一人ひとりの力だけで解決することはできません。 しかし、変わりつつある気候を知り、それに合わせて備えることはできます。 「今までとは違う災害が起こるかもしれない」という意識を持つことが、自分自身や家族の命を守る第一歩になるのではないでしょうか。
